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timing                       =時間を測定[記録]すること=

by eclair502

よみがえる記憶

今朝、まだ空は暗い時間。
遠くからサイレンの音が響いてきました。しばらく布団の中で
通り過ぎるのを待っていましたが鳴りやまないどころか増えていくのが
分かりました。わたしが起き上がるのとほぼ同時にのびーもガバッと
起き上がり音のする方を探しました。

それほど近くではない様子。ベランダからは見えません。

でもすごく気になります。玄関を出てみると

北西の方向に私達が卒業した小学校が見えるのですが、そのあたりから
煙がもうもうと立ちのぼっているではありませんか!

「小学校!?」

でもよく見てみると小学校のまだ向こう側。

「実家か!?」

ちょうど、私の実家のあたりのようにも見えます。

かなり大きな火事のようで、あたりはオレンジ色に光り、煙がすごい
勢いで空へと登って行きます。鳴りやまないサイレンの音。

すかさずのびーが私の実家のごくごく近所に住む地元の友達にメール
をすると、すぐに電話がかかってきました。

「家の下の、公園の向かいの・・・・」

説明を聞いているだけで付近の景色がありありと浮かんできました。
まさに私の実家とは目と鼻の先。

「eclair(私のこと)のお父ちゃんもパジャマで見に出て来てはるで〜」

おお、お父ちゃん・・・・。

いやいや、無事なら良いのです。

気が付くと、今まで真上に登っていた煙が辺りに広がりはじめていました。

「まずい!部屋の窓を閉めろー!!」

ベランダ側に出て空を見ると、とんでもない量の煙がまるで天の川の
ように南へ流れているのがハッキリ見えました。

あの匂い、パチパチという音、光、炎、なにより周囲の異様な空気感、
緊張感、恐怖など、今年のお正月の体験が思い出され、私達は再び
落ち着きを無くしたのでした。
なんとなくお布団にもぐり込んでもなかなか寝付けず、耳の奥でサイレンが
ずっと続いていました。

その後、朝遅くに起き出し、私の実家へ電話して少し話を聞きましたが
一人暮らしの家で初老の男性が亡くなったそうです。新聞記事によると
玄関付近で遺体が発見されたとの事だったので、もしかしたら逃げようとして
叶わなかったのかもしれません。

火事はホントに一度にあらゆるものを奪ってしまうものだと思います。
私的には雷よりはランク上位。皆さんも本当に、本当に、火の元には
注意して下さい。くれぐれも、くれぐれも。。。。
by eclair502 | 2006-09-28 22:59 | 日常的